伝統と革新が融合したホテルデザイン - イビススタイルズ・ボレスワヴィエツ

陶器の街、ボレスワヴィエツの魅力を表現したホテルインテリア

デザインを手がけたのは、Tremend Sp. z o.o. Sp. k.というチーム。彼らはボレスワヴィエツの陶器、その青い色彩とユニークなパターンにインスピレーションを受け、このホテルのデザインを生み出しました。ここでは、伝統的な陶器のデザインと現代的なトレンドが融合し、革新的な解釈が施されています。

ホテルの中に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、巨大なカップの形をしたレセプションエリアです。ここから始まる旅は、コバルトブルーとイエローの部屋で終わります。これらの色は、現代の陶器の色彩とトレンドを反映しています。

また、子供向けのエリアでは、ブロックを使って自分だけのパターンや文字を描くことができる壁面インスタレーションが設置されています。これらの斬新なアイデアは、ボレスワヴィエツの陶器作りの世界を、訪れる人々に体験させるためのものです。

このプロジェクトは、2016年にボレスワヴィエツで始まり、2020年6月に完成しました。デザインチームは、陶器の製造過程を理解するために、色の作り方から形状の作り方、最終製品まで、一連の過程を学びました。その知識をもとに、伝統的な陶器のデザインを現代的に解釈し、ホテルのインテリアデザインに取り入れました。

このホテルのデザインは、2021年にA' Interior Space, Retail and Exhibition Design Awardでブロンズ賞を受賞しました。この賞は、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、高い技術力と創造力を持つデザインに対して授与されます。